「あれ、鍵をどこに置いたかしら」
「さっきまで持っていた眼鏡が見当たらない……」
そんなことが続くと、
ふと不安がよぎるものです。
年齢を重ねれば、
物の名前がすぐに出てこなかったり、
置き場所を忘れたりすることは
誰にでもあります。
ですから、すべてを「認知症かも?」と
深刻に捉えすぎる必要はありません。
大切なのは、自分がどんな場面で
忘れやすいのかを知ること。
そして、普段の生活の中で
脳を動かす機会を減らさないことです。
物を探す回数が増えたときこそ、
毎日の暮らし方を見直す
良いきっかけになります。
物忘れと認知症の違い
物忘れには、
年齢とともに誰にでも起こるものと、
少し注意して見ておきたいものが
あります。
たとえば、眼鏡をどこに置いたか忘れても
あとで「あ、棚の上に置いたかも」と
思い出せるなら、
それほど心配はいりません。
一方で、今探している物そのものが
何だったのか分からなくなって
しまう場合は、少し注意が必要です。
🧠 見直したい忘れ方のサイン
✅ 置き場所を忘れることが明らかに増えた
✅ 同じ物を何度も買ってきてしまう
✅ 大事な約束や予定を忘れることがある
こうした変化に気づいたとき、
自分や家族を責めても解決には
なりません。
まずは、生活の中でパッと確認できる
仕組みを作っていきましょう。
「つるの里デイサービスセンター」でも、
認知症の予防を考える上で、
こうした日常の小さな変化に
気づくことを何より大切にしています。
探し物が増えてしまう「生活のクセ」
実は、物をよく探す背景には、
記憶力の低下だけでなく
「普段の行動のクセ」が
潜んでいることも。
たとえば、帰宅して
鍵を机に置く日もあれば、
玄関やポケットに入れたままの日もある。
このように置き場所が毎回変わると、
思い出すきっかけが少なくなって
しまいます。
また、テレビを見ながら薬をしまう、
電話をしながら財布を置くといった
「ながら動作」も要注意。
意識が別のところに向いているため、
脳に記憶が残りにくくなるのです。
🔑 探し物を減らす4つの工夫
✅ 鍵や財布の置き場所を「ここだけ」と一つに決める
✅ 薬や予定は、必ず目に入る場所にメモを置いておく
✅ 何かを置くときは「鍵はここに置いた」と声に出す
✅ 一度に2つのことをしようとしない
「鍵は玄関の小皿へ」
「薬は朝食のあとに飲む」
このように次の動きを
パターン化しておくだけで、
いちいち探す手間やストレスは
格段に減ります。
脳を使う習慣を増やす
認知症の予防というと、
何か特別な訓練を
思い浮かべるかもしれません。
けれど、実は普段の暮らしの中にこそ、
脳を使うチャンスが
たくさん転がっています。
✅ 買い物前にメモを書き、お店では見ずに思い出してみる
✅ 予定をカレンダーに書き、朝に声に出して読んでみる
✅ 「昨日、誰と会って何を食べたか」を一つだけでも思い出す
こうしたちょっとした習慣が、
脳への良い刺激になります。
さらに、体を動かすことも
同じくらい大切です。
歩く、立つ、手を伸ばす。
こうした何気ない動作も、体だけでなく、
脳を使うきっかけにもつながります。
当センターでは、
専門的なリハビリはもちろん、
こうした
「体と脳の両方をバランスよく使う時間」
を日々の活動の中に取り入れています。
ひとりで悩まず、毎日の安心をつくる場所に
物を探す回数が増えると、
ご本人はもちろん、
そばで見守るご家族も
ハラハラしてしまうものです。
だからこそ、
早い段階で生活のリズムを整え、
無理なく続けられる工夫を
取り入れていきませんか。
「つるの里デイサービスセンター」では、
専門職によるリハビリや
認知症予防の取り組みに加え、
体をじんわり温めて整える「還元浴」や
リラクゼーション機器もご用意
しています。
岡山県赤磐市を中心に、和気町や
岡山市からも多くの方が通われており、
人と会話をしたり、毎日の活動の中で
自然に脳を使ったりする時間を
持ちやすいことも特徴です。
「最近、探し物が増えて困っている」
「家族の物忘れがちょっと心配になってきた」
そう感じたら、ひとりで抱え込まずに、
まずは生活の中の小さな工夫から
始めてみましょう。
私たちは、
ご本人とご家族の不安に寄り添いながら、
これから先も安心して暮らせる方法を
一緒に考えていきます。
どうぞ、
まずはお気軽にご相談くださいね。